2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06F06392
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤野 陽三 The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SERROR Mohammaed Hassanien Mohammaed 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | Interoperability / Software Environment / Construction Industry / Structural Design / Industry Foundation Classes |
Research Abstract |
本研究では、外国人特別研究員が都市規模の被災状況を統合的にシミュレーションする環境として開発してきた、分散オブジェクト型のソフトウェア環境(Distributed Object-based Software Environment)を拡張し、受入研究者が開発してきた様々なヘルスモニタリングシステムと融合する事で、新たな都市統合ヘルスモニタリングシステムの構築を目指すものである。構築するシステムは、高速道路や橋の老朽化の都市規模での全体像や、時系列データを基にした老朽化進展状況の予測、更には老朽化状況に基づく都市災害時の被災状況の予測など、都市規模で効率的なメンテナンスを計画する上では欠くことの出来ない情報を、単なる統計的な推定量としてではなく、実構造物から取得したデータを用いて、総合的に示す事が期待されている。 本年度は研究の最終年度として、統合型ヘルスモニタリングシステムの検証試験を行った。検証試験はカイロ大学との共同研究により、実際の都市計画に則したインプリメンテーションと言う形式で行った。結果は、ST-7プロジェクトを通して、次世代IFCクラスの構築に還元をしている。また、検証試験の結果は、Int.J.Solid Struct.に発表予定である。
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