2006 Fiscal Year Annual Research Report
新規メソポーラス材料の合成と環境調和固体酸触媒反応への応用
Project/Area Number |
06F06409
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
杉 義弘 岐阜大学, 工学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LAHA Subhash Chandra 岐阜大学, 工学部, 外国人特別研究員
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Keywords | ゼオライト / 固体酸機能 / アルキル化 / メソポーラス材料 / ゼオライト骨格 / 超臨界炭酸ガス媒体 |
Research Abstract |
本研究では、ミクロ孔及びメソ孔を有する多孔質材料の環境調和性材料としての可能性を明らかにするために、新規材料の調製及び各種ゼオライトの触媒機能の解明を行った。本年度は、H-Betaを触媒とするイソブチルベンゼンのイソプロピルベンゼンのイソプロピル化反応を超臨界炭酸ガス媒体中において検討した。液相反応にくらべて高い触媒活性が高く、選択的に3-及び4-イソブチルクメンを生成した。この活性向上は、コーク生成の低下に基づくものであり、超臨界炭酸ガス媒体が、効率的にコーク前駆物質を効率的に除去することによるものと考えられる。触媒活性は、150℃まで向上するが、それ以上では低下した。また、圧力が10MPaで活性が最高値を示した。モノ選択率は、Y及びMOR等に比べて高い値を示した。また、ベータゼオライトの調製時に界面活性剤を共存させることにより、ベータゼオライトの骨格を有するメソポーラス材料の合成に成功し、現在、構造及び物性の検討をおこなっている。
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