2006 Fiscal Year Annual Research Report
長期観測による森林土壌炭素の年変動パターンの解明と気象変化のフィードバック検証
Project/Area Number |
06F06424
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
小泉 博 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LEE MI-SUN 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 外国人特別研究員
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Keywords | 冷温帯林 / 土壌圏 / フラックス / 生態プロセス |
Research Abstract |
高山1haサイトにおいて土壌炭素フラックスは、3期間に分かれて観測されたデータが蓄積されている。第1期は1994年-1996年、第2期は1999年-2002年、第3期は2003-2004年である。本研究は第4期とし、2005-2006年とする。およそ12年間の土壌炭素フラックスのデータより、2-3年では見られない年変動のパターンを明確にする。長期間の解析により、その現象を見極めるとともに、生態系全体にどのような影響を与えているのか模索する。気温変化や降雨量、降雨のパターン、東アジアの特徴である台風の影響など、気象変化との関係を解析する。これに基づいて将来の土壌炭素フラックスの変化をシミュレーションすることを目的としている。 平成18年度は10月から3月まで、データ収集及び解析を行った。気象データや既存のフラックス・生態プロセスのデータを収集し、気象ならび生態系における変化等の解析を進めている。その一部の成果を国外ではAGU(American Geophysical Union、アメリカ、平成12月)において、国内では日本生態学会において発表した。
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Research Products
(1 results)