2007 Fiscal Year Annual Research Report
未利用材の木質バイオマスエネルギーとしての活用に関する研究
Project/Area Number |
06F06433
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
小池 正雄 Shinshu University, 農学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KIM Sopanarith 信州大学, 農学部, 外国人特別研究員
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Keywords | Biomass eneregy / Wood biomass / Non-Timber Forest Products / Timber Forest products / Cambodia / Community forestry / Forest management / Forest resource |
Research Abstract |
日本学術振興会外国人特別研究員Dr.Kim氏と研究代表者小池は、研究課題「未利用材の木質バイオマスエネルギーとしての活用に関する研究」の研究計画に沿って前年度の取り組みを踏まえた上で、地道に着実に研究を進めた。 本年度は二年目であるので、研究に関わる最新の情報を入手しつつ、実態調査研究の実施と分析、論文の執筆と国際学術誌への投稿、国際学会等における研究成果の報告・公表に力を注いだ。特にカンボジア奥地の交通機関も存在しない僻遠の地であり実態調査研究が難しい少数民族居住地域まで入り、貧しい人々が社会林業に結集し未利用材をクッキングエネルギーとして有効に活用しつつ、農林業の持続的再生産に向けての取り組みを行って貧困からの脱却を図りつつ、結果的に地球環境の悪化を回避する取り組みを行っている事例の現地実態調査を実施するなど、フィールドワークとラボワークに統一的に取り組みながら研究遂行の為に地道に着実に努力を重ねた。 研究成果としては、国際学術誌に1報受理され印刷中であり、国際学会プロシーディングス論文が2報受理され掲載された。国際学術誌に現在3報投稿・審査中である。また研究成果を積極的に国内外の学会で報告・公表しており国内学会で報告し、北京、フィンランドポーランド等国際学会にも出席し積極的に研究成果を日本の研究者として報告し、各国の研究者との情報交換を行って、日本とカンボジア間だけではなく世界各国の研究者とコミュニケーションをとることで、この分野の研究の進展に貢献しているばかりではなく、研究を通じての国際交流にも貢献している。 このように我々は平成19年度の研究目的を達成するための研究計画に則って研究計画を遂行し水準の高い国際学術誌で公表し、国際学会で公表した。
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Research Products
(6 results)