2006 Fiscal Year Annual Research Report
土地開発が環境変化に及ぼす影響評価のための生態圏モジュールモデルの構築
Project/Area Number |
06F06441
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中野 芳輔 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SAPTOME kirido Satyanto 九州大学, 大学院農学研究院, 外国人特別研究員
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Keywords | 地下水 / 水質 / 農地開発 / 土地利用 / 熱収支 / 接地層 / 水収支 / 移流現象 |
Research Abstract |
1.土壌-植物-大気系における熱・水輸送の定量化のための生態圏モジュールモデルの構築 様々な土地利用形態を表現するために領域をモジュールに分割し、それぞれのモジュールにおける熱・水輸送をBig leaf型モデルによって定量化を行った。この際、各モジュール間の水平方向の移流現象も考慮した。まず、水田、畑、森林、草地、果樹園等に固有の植物群落の空間構造を測定することによって、各群落における短波・長波等の放射収支各項を定量化を行い、放射収支・集中定数型モデルを構築を行った。 また、各モジュール間の熱・水分の移流観測のために、購入予定の簡易型ウエザーステーションを土地利用が異なるモジュールの2点に設置し、気温、湿度、風速、風向、日射量の同時観測を行った。同時に高度30mまでの温湿度分布を現有の気球を用いて測定した。これらのデータから鉛直方向、水平方向の熱・水輸送量を定量化し、エネルギー収支・集中定数型モデルを構築を試みた。 2.表層土壌空間の熟・水の輸送モデルの構築 表層土壌空間内の熱と水分輸送の集中定数型モデルの構築を行った。さらに地表観測地点と同地点に土壌水分計、地温計、地中熱流計を埋設し、表層土壌内の土壌水分と、熱の輸送を観測した。
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Research Products
(2 results)