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2007 Fiscal Year Annual Research Report

前立腺がんの造骨性骨転移の分子病態の解析

Research Project

Project/Area Number 06F06472
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

米田 俊之  Osaka University, 歯学研究科, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) WANG Liyang  大阪大学, 歯学研究科, 外国人特別研究員
Keywords前立腺がん / 骨転移 / 骨代謝 / 骨痛 / 破骨細胞 / PTH-rP / プロトン
Research Abstract

本年度、がん性骨痛に焦点を絞り、破骨細胞阻害剤が骨痛を緩和するという臨床事実を念頭におき、動物モデルおよび遺伝子改変マウス、またin vitroモデルを併用、駆使することたより骨痛を分子細胞レベルで解明することをめざす。骨痛をこういった総合的、体系的なアプローチにより客観的に理解しようとする研究はこれまでに例が無く、極めて独創的である。
動物実験によるがん性骨痛評価
1)がん細胞の選別:高頻度に骨に転移する乳がん、前立腺がん、肺がんの培養細胞から、脛骨に接種した場合に骨痛を誘発する細胞株を選んだ。また遺伝子改変マウス(C57BL系)に生着できるがん細胞を探した。
2)がん性骨痛動物モデルの確立及びがん性骨痛の数値化評価:麻酔下においてマウス、またはラットの右側脛骨骨髄腔内にがん細胞を接種し(1x10^6個/10μI PBS)、レントゲン写真によりがんの増大をモニターしながら、熱刺激による下肢の痛覚過敏を見るプランターテスト、機械的刺激による痛覚を見るグリップフォーステスト、皮膚痛覚異常テスト、ならびに後肢挙上テストを用いてがん性骨痛を経時的に数値化評価した。
3)遺伝子改変マウスでのがん性疼痛数値化評価:遺伝子改変マウスを用いる場合はLewis肺がん細胞を脛骨骨髄内に接種し、野生型マウスと比較しながら、経時的にがん性骨痛を評価する。現時点において研究代表者らが入手している遺伝子改変マウスは、プロトン感受性受容体であるTransient Receptor Vanilloid Potential 1 (TRPV1)欠損マウス、ならびにそのファミリーであるTRPV4の欠損マウスである。TRPV1欠損マウスではがん性骨痛が減少し、一方TRPV4ではがん性骨痛に変化は無いと認めた。
研究の進歩状況
我々は既に骨痛を定量的、客観的に評価できる動物モデルを作成し、がん細胞が産生するPTH-rPなどの破骨細胞促進性サイトカインは骨痛誘発因子としても作用する可能性、またそのメカニズムを検討していた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Parathyroid Hormone-related Protein Induces Bone Pain through Stimulation of Proton-secretion in Osteoclasts2007

    • Author(s)
      Liyang Wang
    • Organizer
      ASBMR 29th Annual Meeting
    • Place of Presentation
      Hawaii, USA
    • Year and Date
      20070916-19

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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