2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06F06586
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
貫名 信行 独立行政法人理化学研究所, 構造神経病理研究チーム, グループディレクター
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BAUER Peter 独立行政法人理化学研究所, 構造神経病理研究チーム, 外国人特別研究員
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Keywords | ハンチントン病 / CAGリピート / ポリグルタミン / 凝集体 |
Research Abstract |
ハンチントン病はその原因遺伝子にCAGリピートの伸長が存在し、その転写産物の伸長ポリグルタミンが発症に強く寄与していると考えられている。この伸長ポリグルタミンを含む遺伝子産物は核内に凝集体形成を引き起こし、これが発症に強く関わっているのではないかと考えられている。本研究では凝集体形成を抑制する化合物についてその抑制機序を検討するとともに、分解を促進することによって、凝集体形成を抑制し、発症抑制をめざす。 方法としてはハンチンチンエクソン1(正常長のCAGリピートと伸長CAGリピートを含むもの)をGFPと結合した蛋白を発現する系を用いて、この凝集体形成について以下の二つの実験を行っている。 1.凝集体形成抑制化合物の検討:我々は凝集体形成抑制作用のある既報の化合物についてその作用点を明らかにするためハンチンチン蛋白の合成、分解についての検討を進めた。現段階では分解系よりも合成系に作用している傾向が認められるが、作用点がいくつもあることから、未だ確定に至っていない。今後作用点の絞り込みを目指している。 2.凝集体分解促進のため分解系へ直接伸長ポリグルタミン鎖を引き込むことを目指している。すでに伸長ポリグルタミン鎖と結合することが報告されているペプチドに他のタグを付けたものを細胞内に発現することにより、伸長ポリグルタミン含有蛋白の分解を促進することを確認している。今後この系の作用点を確認し、本方法による分解促進の普遍的応用について確率を目指す。またこの蛋白の効果をin vivoで検討するとともに、デリバリーシステムについても検討を行う。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Expanded polyglutamines impair synaptic transmission and ubiquitin-proteasome system in Caenorhabditis elegans.2006
Author(s)
Khan, L.A., Bauer, P.O., Miyazaki, H., Lindenberg, K.S., Landwehrmeyer, B.G., Nukina, N.
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Journal Title
J Neurochem 98
Pages: 576-87