2006 Fiscal Year Annual Research Report
日本現代建築家を中心に建築にまつわる言説や作品の細部にわたる分析
Project/Area Number |
06F06734
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤森 照信 東京大学, 生産技術研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JACQUNET BENOIT 東京大学, 生産技術研究所, 外国人特別研究員
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Keywords | 現代建築史 / 建築文化 / 日本現代建築家 / 建築意図 / 建築論 / 建築的言説 / 建築作品 / 記念碑・モニュメント |
Research Abstract |
日本現代建築家を中心に建築にまつわる言説や作品の細部にわたる分析という研究は様々な段階で分けて行った。第一段階では、JACQUET Benoitの博士論文「丹下健三の思考におけるモニュメンタリティの原理-初期作品の建築的言説に関する研究」(京都大学工学研究科建築学)の研究内容を深くに展開した。まず、丹下健三世代と弟子の建築家や研究者や外国建築家などの面談(すでに数人の方々にはお会いし)を実現した。また、第二段階では、丹下健三の世代や日本現代建築界の主な論文を翻訳(和文から英・仏文まで)を通じて、建築的言説を細部にわたり分析した。第三段階では西洋のモニュメンタル建築史(文献や作品等)と日本との比較した。さらに、第三段階では、現代建築家の作品をフィールドワークで(とくに日本、スイス、イタリア、フランスにて)調査し、建築作品の設計や都市計画等の分析をした。 それらと同時に、研究実績が日本の学会でも、外国の学会でも発表をした。それは、フランス国立極東学院・イタリア国立極東学院のKYOTO LECTURESにて(京都、18年4月21日)、日仏会館にて(東京、18年5月26日)、日本建築学会にて(横浜、18年9月9日)、建築史学会にて(Society of Architectural Historians of Japan、京都大学、18年12月9日〜11日)、スイス・バゼル大学Eikones(Bild Kritik)研究所主催国際シンポジウムにて(18年9月3〜9日)、パリのCalouste Gulbenkian財団にて(18年10月13〜20日)の講演で論文を発表した。
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Research Products
(3 results)