2007 Fiscal Year Annual Research Report
HIST装置におけるCT入射およびLHD用SPICA装置の性能向上に関する研究
Project/Area Number |
06F06760
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
福本 直之 University of Hyogo, 大学院・工学研究科, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LIU Dazhi 兵庫県立大学, 大学院・工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | コンパクト・トロイド(CT) / CT入射 |
Research Abstract |
HIST装置におけるコンパクト・トロイド(CT)入射に関する研究では,CT入射装置を用いた高速ガス流生成の実験を行った.今回の実験では,電子密度〜4×10^<21>m^<-3>,速度〜70km/sのCTプラズマを中性粒子化セル中の移送管を通過さすことで,荷電交換反応により中性粒子化した高速ガス流の生成を目指した.静電プローブによるCTプラズマ密度や中性粒子の発光スペクトル強度の計測からは,高速ガス流生成を示唆する結果が得られた.しかしながら,定量的な評価はできておらず,今後継続した実験が必要である. LHD用SPICA装置の性能向上に関する研究では,装置改良と試験実験を通して,CT加速部の電極長および圧縮比の最適化を図り,CT加速・射出性能の向上を確認した.そして,LHDへのCT入射と新規提案の中性粒子フロー生成のための中性化セル中のCT通過で重要となるCTプラズマ長距離移送については,長尺の真空容器中のドリフト管(中性粒子化セルを想定)へのCT入射実験を行った.その結果,装置改良以前に観測された移送中におけるCT密度の急激な減衰はなく,約2mの距離を10^<21>m^<-3>台の密度を維持しながらCTプラズマを移送することに成功した.この結果をうけ,中性粒子化セルの実験準備として,ドリフト管中間部のポートに大容量ピエゾバルブを設置した.また,SPICA装置本体からのCT生成時の余剰ガスの流入による影響を避けるため,SPICA生成部のバルブをピエゾから高速電磁弁に変更した.その試験実験を行い,高速電磁弁を用いたCTプラズマ生成に成功した.
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Research Products
(4 results)