2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06F06789
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
富岡 清 Kyoto University, 薬学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
TITO Akindele 京都大学, 薬学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | ラジカル / 付加反応 / 不斉反応 |
Research Abstract |
N-スルフィニルイミンに対するラジカル付加反応は未開拓分野の一つである。当研究室で開発した4-トルエンスルフィニル基を不斉補助基として有するイミンへのエーテル類の立体選択的ラジカル付加反応の選択性及び一般性を向上させ、光学活性アミンの合成手法としてより有用なものへと発展させるとともに、N-スルフィニルイミンのラジカル受容体としての反応性に関する基本的な知見を得ることを目的として研究を行い、本年度は以下の成果をあげた。 1キラル補助基ベンゼン環上にかさ高いオルト位置換基を導入し立体選択性の向上に成功した。 2ヨウ化アルキルから発生させたアルキルラジカルの付加反応に合成したキラルイミンを用いたところ、高い立体選択性で付加体を得ることに成功した。
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Research Products
(1 results)