2006 Fiscal Year Annual Research Report
応用一般均衡モデルによる国内環境政策および国際環境政策の評価
Project/Area Number |
06J00942
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
岡川 梓 独立行政法人国立環境研究所, 社会環境システム研究領域, 特別研究員(PD)
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Keywords | 応用一般均衡モデル / 排出削減政策 / 環境税 / ポスト京都議定書 |
Research Abstract |
本年度は、1.「先進国から発展途上国への技術移転や環境投資による効果の測定の評価のためのモデルの開発」と、2.「国内排出削減政策の効果の測定」に従事した。 1.「先進国から発展途上国への技術移転や環境投資による効果の測定の評価のためのモデルの開発」に関しては、モデルに使用する各国の経済データ、人口統計データ、エネルギーとCO2排出に関するデータ、エネルギー・経済・人口成長に関する将来予測の資料を収集し、環境投資と技術進歩の内生化に関する先行研究を調査した。 2.「国内排出削減政策の効果の測定」に関しては、本研究のベースとなる岡川・伴(2005)*の研究成果をとりまとめ、学術雑誌に投稿した。また、専門家との意見交換を行ったところ、岡川・伴(2005)の分析において不十分な点が発見されたため、加筆・修正を併せて行った。動学モデルへの拡張作業については、現在進行中である。 <参考文献> *岡川梓・伴金美(2005)「炭素集約産業の負担軽減をともなう国内排出削減政策」2005年6月日本経済学会春季大会報告論文.
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