2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06J01064
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
松岡 由季 成蹊大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 神経細胞 / パターン / PC12細胞 / 波長 / 神経回路 / 神経突起成長 |
Research Abstract |
神経培養細胞に光をパターン照射することにより、自在に神経回路が作成可能であること、さらに光照射時間(間隔)を可変することにより、異なった神経回路を作製することが可能であるかについて検討を行った。また、可視光およびに様々な波長の単色光を神経細胞に照射して、神経樹状突起の抑制ならびに伸展を制御させることを基礎的に解析すること、さらに、可視光ならびに様々な波長の単色光を神経細胞にパターン照射して神経回路網を形成させることを目的とし、研究をすすめてきた。 神経様細胞株PC12細胞を細胞培養フラスコ内で増殖させた。光パターン照射のためのステンレス製マスクを神経細胞培養フラスコ内に挿入して、可視光ならびに様々な波長の単色光(335〜600nm)を照射した。波長可変励起分光器、レーザービームならびにLED発光素子を用いた光パターン照射も試みた。神経成長因子(NGF)を神経細胞培養フラスコ内に添加した後、可視光ならびに様々な波長の単色光(335〜600nm)を光マスク下で照射して神経突起成長を倒立型顕微鏡で観察した。神経回路作成のための最適光マスクの検討およびに、いかなる微細スケールまで光パターン照射法により神経回路が作成可能かを検討を行った。 神経様細胞株PC12細胞(ラット副腎褐色腫細胞)を炭酸ガス培養チェンバーを用いて細胞培養フラスコ内で増殖させ、神経突起誘発剤である神経成長因子(NGF)を神経細胞培養フラスコ内に添加した後、波長可変励起分光器を用いて、様々な波長の単色光(335〜600nm)、レーザー光(520nm,670nm)並びにLED発光素子(670nm,850nm,945nm,1450nm)を照射して、神経突起成長を倒立型顕微鏡で観察した。神経突起率および神経伸長率、細胞扁平率の光波長ならびに光量依存性を検討した。この時、神経突起成長の映像による解析を行った。
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Research Products
(6 results)