2006 Fiscal Year Annual Research Report
ゼブラフィッシュGa14エンハンサートラップ法の開発とその器官形成研究への応用
Project/Area Number |
06J01615
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Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
浅川 和秀 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 特別研究員(PD)
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Keywords | Ga14 / UAS / エンハンサートラップ / ゼブラフィッシュ / Tetanus toxin / 器官形成 / 神経機能 / 行動異常 |
Research Abstract |
1.新規ゼブラフィッシュGa14-UAS遺伝子発現システムの構築 ゼブラフィッシュ細胞で毒性を示さない改変型Ga14転写因子を作成した。Ga14発現を生きた胚内で可視化する為の、蛍光レポーター系統を作製した。これらを組み合わせることで、新規のゼブラフィッシュGa14-UASシステムを確立した。 2.Ga14エンハンサートラップ法の樹立 Ga14遺伝子を熱ショックプロモーター下に配置させ、トランスポゾンの中に組み込んだGa14エンハンサートラップベクターを作成した。トラップベクターを微量注入したFOフィッシュを蛍光レポーター系統と掛け合わせることで、Ga14エンハンサートラップのパイロットスクリーニングを行った。この結果、器官特異的なGa14発現を示すトランスジェニック系統を効率よく樹立することに成功した。 3.破傷風神経毒素の局所的発現誘導 Ga14によって破傷風神経毒素(Tetanus toxin)が発現誘導されるトランスジェニック系統UAS-TeTx(Tetanus toxin light chain)を作成した。生きた胚の中枢神経系においてGa14の制御下でUAS-TeTxを発現させると、行動異常が観察された。この結果は、本研究によるGa14-UAS-TeTxシステムを用いることで、生体内の特異的な神経機能を阻害できることを示唆している。
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