2006 Fiscal Year Annual Research Report
イスラーム諸国における青年期女性の進路形成に関する国際比較研究
Project/Area Number |
06J02190
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
鴨川 明子 京都大学, 教育学研究科, 特別研究員(PD)
|
Keywords | 比較教育学 / 進路形成 / キャリア形成 / 女子教育 / マレーシア / 東南アジア / イスラーム |
Research Abstract |
1.マレーシア女性の進路形成に関する類型化-自らの性別、エスニシティ、階層あるいは宗教により特徴付けられる価値観を取捨選択しながら、青年期の女性が進路選択する過程を類型化した。 2.近隣イスラーム諸国との国際比較の可能性の模索:シンガポール調査-マレーシアにおける類型化を踏まえて、近隣諸国との比較の可能性を模索するべくシンガポールの関係機関でのヒアリングを実施した。マレーシアにおいては高大接続制度を整理し直した。 3.成果の公表-(1)学会発表-個人発表として、(1)"Career Development of Malay Female Students in Malaysia : A Comparative Perspective", International Symposium on the Empowerment of Ethnic Minority Women in the Era of Globalization, 5-6 November 2006, Waseda University.(2)"Transition System from Secondary School to University : A Comparative Perspective", The Sixth Comparative Education Society of Asia (CESA) Biennial Conference 2007, 8-10 January 2007, The University of Hong Kong.その他関連する取組みとして、(3)日下部達哉、鴨川明子、森下稔「比較教育学におけるフィールドから結論への道程-方法論の比較-」日本比較教育学会第42回大会(於:広島大学)自由研究発表、2006年6月25日。(4)鴨川明子「比較教育学と教育開発研究-女子・女性を対象として-」同大会ラウンドテーブル「比較教育学と教育開発のつながり」、2006年6月25日。(5)"Education in Asia", International Workshop on "Women and Science/Technology" Network in Asia, 29 September-2 October 2006, Chubu University, Nagoya.等が挙げられる。(2)論文別途記載。 4.今後の予定-マレーシアにおける女性の進路形成について、就学前教育と女性の社会進出、高大接続という具体的な視点からアプローチする。また、ブルネイ等近隣諸国との比較の可能性を探る。
|