2007 Fiscal Year Annual Research Report
工業用X線CTデータからの設計・解析フィーチャー認識型3次元モデル全自動構築技術
Project/Area Number |
06J04488
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
溝口 知広 Hokkaido University, 大学院・情報科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | X線CTデータ / リバースエンジニアリング |
Research Abstract |
2007/04-06 メッシュセグメンテーション手法の有効性検証 まず,昨年度までに開発したメッシュセグメンテーション手法の有効性検証を行った.このため,テストピースのX線CT測定データに本手法を適用し得られたパラメータと,接触式3次元計測器で得たパラメータとの比較を行い,本手法が実測定データから実用上十分な精度でセグメンテーションが行えることを確認した.ここまでの成果をまとめたものを精密工学会論文誌に投稿し,採択が決定している.また,国際学会にて口頭発表も行った. 2007/07-2008/03 X線CT測定メッシュの対称性認識に関する研究 また,X線CT測定メッシュの対称性認識に関する研究を行った.この手法では,設計の際にCAD上で,平行移動,回転,平面反射といった操作を用いて生成されたと考えられる部分領域を,メッシュ上から効率的かつ安定に抽出することができるといった特徴を持つ.これに関する成果を,国内学会3件にて口頭発表を行った.また,国際学会にも採択が決定している. 2007/04-2008/03 X線CT測定メッシュからの規則形状認識に関する研究 さらに,X線CT測定メッシュからの規則形状認識に関する研究を行った.この手法では,機械部品に存在する,ギア等の規則性を持った部分形状とその生成のために必要なパラメータを,測定メッシュ上から高速かつ高精度に認識できるといった特徴を持つ.これに関する成果を,2008/04に国際学会に投稿することを計画している.
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