2007 Fiscal Year Annual Research Report
面発光導体レーザを用いた超高速偏光制御と光信号再生
Project/Area Number |
06J05816
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
長谷部 浩一 Tokyo Institute of Technology, 大学院・総合理工学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Keywords | 面発光レーザ / マイクロマシン / スローライト / イコライゼーション / 超高速光変調 |
Research Abstract |
面発光レーザ構造を基盤とする光信号処理デバイスの高機能化および構造的応用,さらに,高速応答化を目的として,マイクロマシン構造面発光レーザの製作評価,スローライト光検出器の製作,光イコライゼーションの検討を行った.片持ち梁構造を有したマイクロマシン構造により,横モードと偏光モードの単一化が期待でき,偏光制御型デバイスとしての可能性を得ることができた.また,波長可変機構の装荷により,光信号処理デバイスの波長安定化も期待できる. スローライト光検出器としては,面発光レーザ有する微小共振器構造とBragg反射鏡導波路として用いることで,スローライト伝搬により微小領域で大きな光吸収が得られることを確認した.スローライトのモードで伝搬する際には,偏光依存性が低減することも確認した. これまでに,提案している横モードスイッチングによる光信号再生手法の応答速度の限界は,面発光レーザの緩和振動周波数に律速されていると推測してきた.今回,この応答速度の限界を超える手法として,パッシブなイコライザーを用いた周波数特性の制御を提案した.特殊形状全反射ミラーとグレーティングフィルタにより構成される光イコライザーを用いることで,光変調器および直接変調面発光レーザの小信号帯域が増大することを確認した.この手法を横モードスイチングによる光信号処理に適用することでアクティブ,パッシブのハイブリット光信号再生への展開が期待できる.
|
Research Products
(1 results)