2008 Fiscal Year Annual Research Report
時系列解析の応用として各種予測精度、設備保全技術の向上、ブランド選択推移構造分析
Project/Area Number |
06J07250
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
樋口 友紀 Osaka Prefecture University, 経済学部, 特別研究員(DC1)
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Keywords | impact vibration / 6-th Normalized moment / deterioration / monthly ration / brand selection / matrix structure / new entry / exponential smoothing method |
Research Abstract |
時系列解析の応用として現在以下の3項目の研究課題に取り組んでいる。本年度の研究実施状況は、以下の各項目に記すとおりである。 (1)各種予測手法の精度向上、改良 指数平滑法と対移動平均比率法を組み合わせたモデルを展開している。本年度は傾向値について、線形モデル、非線形モデルを組み合わせた手法を複数提案し、検証を行った。 (2)設備保全技術の向上、改良 設備診断における新たな衝撃劣化指標の発明を目的としている。これまでに衝撃波の三角形によるモデル化及びKurtosisを始め様々な指標を利用した簡易衝撃劣化指標の導出に成功しているが、本年度はこれらをバイコヒーレンスと比較し、広義の6次モーメントが多次元モーメントの中では最も優れた指標であることを示した。さらに、派生衝撃波派発生時における高次モーメントを同様に検討した。本研究に関する論文は、本年度新たに国際学術誌IJCS及び日本経営数学会に4本掲載されている。 (3)ブランド選択推移構造の分析 本テーマでは、消費者行動を分析し、ブランドの相対的優先順位や投入時機が明確にすることを目的として、ブランド購入時の消費者行動を行列構造にて法則化している。本年度は、新製品が新規に市場参入した場合、従来手法では遷移行列が計算できないという問題に対して解決策を導出した。本研究に関する論文は、国際学術誌IJCS,Vol.2,No,4及びIJISLM,Vol.4,No.1に掲載済み。 その他、上記3項目に関する研究成果を2冊の研究成果報告書にまとめている。
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Research Products
(17 results)