2008 Fiscal Year Annual Research Report
時空間的な視覚表象の形成過程-注意がそれを歪めるか?-
Project/Area Number |
06J09651
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
山田 祐樹 Kyushu University, 大学院・人間環境学研究院, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 視覚的意識 / 視覚的注意 / 情動 / 社会的認知 |
Research Abstract |
研究代表者は,視覚表象の形成過程における視覚的注意の働きについて明らかにすることを目的とした研究を行っている.特に平成20年度は,視覚的意識,すなわち観察対象の主観的な見えの有無がその処理にどのように関係しているのかという問題を中心に研究を行った.例えば,位置の残効や時間知覚の変調が対象の見えが抑制された事態でも生じることや,逆に,対象が見えていなければ変形性の仮現運動が生じなくなることなどを明らかにした. これらの成果を専門誌ならびに学会にて発表した.具体的には,4本の論文を刊行し,国内学会・研究会にて9件,さらに国際学会にて4件の発表を行った.これに加え,現在4本の論文が投稿中であり,専門誌による査読審査を受けそれらを修正中である.
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Research Products
(18 results)