2006 Fiscal Year Annual Research Report
銀河における多様な物理状態にある領域でのガス密度と星形成率の関係
Project/Area Number |
06J11369
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小麦 真也 東京大学, 大学院理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 銀河力学 / 星形成理論 / 電波観測 |
Research Abstract |
1.一酸化炭素輝線CO(J=1-0)における近傍銀河の中心部サーベイを完了し、国際研究会及び国内の学会で口頭発表済みである。また現在、論文を投稿準備中である。一酸化炭素のより高励起輝線CO(J=3-2)でのサーベイ結果、星形成に関する理論モデルもそれぞれ既に論文として掲載されている。 2.電波干渉計を用いた一酸化炭素の高分解能観測を有効利用するためにハッブル宇宙望遠鏡による星形成状態の観測を完了し、より詳細に物理状態に応じた星形成を探る事が可能となった。 3.CO(J=3・2)を用いた南天の銀河NGC613のマッピング観測(初年度観測完了)、超低金属量環境における始原的星形成を調べるCO(J=1・0)観測も終了しており、様々な環境におけるガスと星形成活動の総合的理解が得られている。
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Research Products
(2 results)