1997 Fiscal Year Annual Research Report
諸外国における「日本事情」教育についての基礎的調査研究
Project/Area Number |
07041023
|
Research Institution | International Center f, Keio University |
Principal Investigator |
長谷川 恒雄 慶應義塾大学, 国際センター, 教授 (10051567)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LEVY Christi ボルドー大学, 日本学科, 助教授
MARIOT Helen tモナシュ大学, 日本研究部, 部長
細川 英雄 早稲田大学, 日本語研究教育センター, 教授 (80103604)
砂川 裕一 群馬大学, 社会情報学部, 助教授 (90196907)
佐々木 倫子 国立国語研究所, 第二研究室, 室長(研究員) (80178665)
|
Keywords | 日本事情 / 外国人留学生 / 国際比較研究 |
Research Abstract |
本研究に先行し、本研究組織中の長谷川、佐々木、砂川、細川の4名は平成4・5年度文部省科学研究費補助金(総合研究A)「外国人留学生のための『日本事情』教育のあり方についての基礎的調査研究」(課題番号04301098)を得て、国内の大学等高等機関における「日本事情」教育の教育状況を調査し、「日本事情」教育の向かうべき理論的方向を研究したが、本研究においてはその研究成果をさらに世界的視野に発展させ、世界の諸大学の「日本事情」教育について調査し、その結果をもとに、意見交換を行ないながら、「日本事情」教育の国際比較研究を行なった。 その結果、「日本事情」という名称の特殊性、あるいは地域による教育方法の差異が明確になり、従来漠然と指摘されていたこと等が本調査研究によって確認されるとともに、今後の質的研究のための基礎が形成できた。 今後はこうした研究をさらに深めるため、「日本事情」教育の内容についての理論・実践を具体的に検討することが必要となる。
|
Research Products
(8 results)
-
[Publications] 長谷川 恒雄: "国内の日本語教育ネットワーク作りに関する調査研究" 平成7年度文化庁日本語教育研究委嘱. (1997)
-
[Publications] 佐々木 倫子: "日本語教育と文化教育-オセアニア地域の大学教育調査より" 日本語教育論集-小出詞子先生退職記念. 359-371 (1997)
-
[Publications] 佐々木 倫子: "「日本事情」と日本語教育-国内・国外の連携" 日本語学5月臨時増刊号. 110-117 (1997)
-
[Publications] 砂川 裕一: "社会的自立と「日本語教育」" 太田市地域日本語教育推進委員会報告書. (1997)
-
[Publications] 細川 英雄: "目的達成のためのコミュニケーションをどう位置づけるか" 語研フォーラム. 7号. (1997)
-
[Publications] 細川 英雄: "言語習得における〈文化〉の意味について" 早大日本語研究教育教育センター紀要. 9号. (1997)
-
[Publications] 長谷川 恒雄: "新ことばシリーズ 4" 文化庁, (1996)
-
[Publications] 長谷川 恒雄: "ひろがる日本語教育ネットワーク最新事例集" 日本語教育学会, (1995)