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1995 Fiscal Year Annual Research Report

コンピュータ通信によるコミュニケーション型日本語学習支援システムの研究

Research Project

Project/Area Number 07044002
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

才田 いずみ  東北大学, 文学部, 助教授 (20186919)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) INMAN David  サウスバンク大学, 情報数学科, 助教授
HARRISON Ric  メルボルン大学, 日本・中国研究学部, 講師
松崎 寛  東北大学, 文学部, 助手 (10250648)
川添 良幸  東北大学, 金属材料研究所, 教授 (30091672)
大坪 一夫  東北大学, 文学部, 教授 (20115538)
Keywordsコンピュータ通信 / コミュニケーションスキル / 日本語教育 / 学習意欲 / 真のコミュニケーション / インターネット / テレビ会議 / 日本語作文
Research Abstract

1995年3月から10月にかけて,メルボルン大学の上級日本語学習者と東北大学日本語教育学の学部学生との間で,コンピュータ通信による日本語の「文通」を授業の一環として行った。メルボルン側でトピックを学生中心に選定し,原則として2週間を1単位として,1限めに読解,2限めにコンピュータラボでの関連ビデオ視聴やインターネットでの関連新聞記事読解,3・4限でディスカッション,という活動を二巡りしたところで日本に電子メールを送り,返事が来たら,その要約を日本語で書いて提出する,という流れが採用された。書き送ったメールと返信の要約は成績評価の対象となった。
この活動による学習効果については,日豪双方の学生からの面接調査,日本語の伸びについての学習者の自己評価,担当教師の所見などのフィードバックと学習者の通信文の分析から,誤用に対しての即効は期待できないが,日本語で文章を綴ることに対する慣れとコミュニケーションスキルの獲得が促進されること,日本語を読む速度が早くなったと自覚されることなどの成果が得られることがわかった。学習意欲の維持・発展の面でも,真のコミュニケーションを取り入れたことが,通常の作文等の活動に比べ積極的な効果をもたらすことがわかった。
システムの運用形態については,11月に東北大学で開催した研究打合わせ会議で,授業デザインとインターネットを利用した「テレビ会議」の活用については12月にメルボルン大学において開催した研究打合わせ会議で詳細な検討した。その結果,来年度に向けて「漢字Emailer」の機能を強化し,インターネットのリフレクトサイトを利用しなくても,写真や映像が送受信できるようシステムを改変していくとともに,さらにコミュニカティブな学習活動をデザインし,実施していくことになった。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Harrison,Richard: "Implementation of Japanese CALL at Melbourne" Japanese Studies Association of Australia Conference Abstracts. 9. 15 (1995)

  • [Publications] 才田,いずみ: "コンピュータ通信を利用した日本語学習" 日本語教育方法研究会誌. 6. (1996)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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