1995 Fiscal Year Annual Research Report
環太平洋諸国の子ども・学校・社会における科学観の形成に関する国際共同研究
Project/Area Number |
07044008
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
武村 重和 広島大学, 教育学部, 教授 (70112159)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ROADRANGKA V カシサート大学, 教育学部, 准教授
DACHAKUPT P チュラロンコン大学, 教育学部, 助教授
IBE M.D フィリピン大学, 理数科センター, 所長
CARALE L.E フィリピン大学, 理数科センター, 専門員
PADILLA M.J ジョージア大学, 教育学部, 教授
MATTHEIS F.E イーストカロライナ大学, ディレクター
WHITE R.T モナシュ大学, 教育学部, 学部長
GUNSTONE R.F モナシュ大学, 教育学部, 准教授
張 鉄道 甘粛省教育科学研究所, 副所長
小倉 康 国立教育研究所科学教育研究センター, 研究員 (50224192)
世波 敏嗣 佐賀大学, 教育学部, 助教授 (10210783)
松原 道男 金沢大学, 教育学部, 助教授 (80199843)
中山 迅 宮崎大学, 教育学部, 助教授 (90237470)
片平 克弘 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (70214327)
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
吉田 淳 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (90115668)
マンザーノ V.U 広島大学, 教育学部, 助教授 (80208719)
池田 秀雄 広島大学, 教育学部, 助教授 (50112165)
秋山 幹雄 広島大学, 教育学部, 教授 (70039212)
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Keywords | 科学観 / 自然観 / 職業観 / 理科学習観 / 多文化的パースペクティヴ |
Research Abstract |
申請が採択された昨年度末、日本側研究チームは国内連絡会議を開き、今後の研究計画についてフレームワークを策定し、調査課題を検討した。それから、ファックス等を通じて各国代表者と連絡をとり、まず研究代表者の武村が7月にタイへ渡航し、タイ側研究チームと議論を行い研究体制を確立し、調査課題について修正を行った。それらの結果を基に、日本側代表者が9月に国内連絡会議を開き、武村によるタイ国での共同研究の結果を基に研究のフレームワーク等の調整を行った。その後、国内連絡会議の結果等をファックスにて各国へ送り連絡をとり、11月に日本側研究者がフィリピン、中国、アメリカへ渡航し、研究体制の確認を行い、調査課題の最終調整を行い、各国において調査校を訪問し、調査を実施した。オーストラリアについては、相手側との交渉の結果、1月に渡航し、共同研究を行った。 我々の目的と計画・方法が、どこまで達成されたか、また研究遂行上に生じた学術上の問題点は何であるか、まず、研究目標と内容について、米国のPadilla博士、Pute博士、オーストラリアのWhite博士、中国の張鉄道副所長、フィリピンのIbe博士等により、世界で今までに行われている同種の研究、例えば、John Miller博士の研究、AAASのLiteracy研究とは違った創造的な研究視点の提案があった。これにより、研究目標の焦点化と調査項目の削減、修正を検討している。現在、予備調査を終えて、それらを分析・評価しつつあるが、「科学観」、「自然観」、「理科学習観」、「職業観」などの各調査項目について、タイ、フィリピン、米国、オーストラリア、中国で、自国の文化、自然、風土習慣に対応しないものがあり、本調査に向けて調整を行い、その準備に取りかかっているところである。
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