1995 Fiscal Year Annual Research Report
南極無人観測所網による極冠域オーロラ擾乱に関する共同研究
Project/Area Number |
07044053
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
福西 浩 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90099937)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LANZEROTTI L ATTベル研究所, 主任研究員
ENGEBRETSON エム.ジェイ. オウグスバーグ大学, 物理学科, 教授
INAN U.S. スタンフォード大学, STAR研究所, 教授
DOOLITTLE J. ロッキード研究所, 研究員
ROSENBERG T. メリーランド大学, 物理科学技術研究所, 教授
高橋 幸弘 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50236329)
田口 真 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (70236404)
渡部 重十 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90271577)
山岸 久雄 国立極地研究所, 研究系, 助教授 (20132714)
佐藤 夏雄 国立極地研究所, 研究系, 教授 (50132709)
林 幹治 東北大学, 大学院・理学部, 助教授 (60011730)
荒木 徹 京都大学, 大学院・理学部, 教授 (50025433)
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Keywords | 極冠域 / オーロラ / 無人観測所 / 地磁気擾乱 |
Research Abstract |
南極無人観測所(AGO)用のサーチコイル磁力計とフォトメータを製作した。サーチコイル磁力計はこれまでにAGO-1からAGO-6までの6ケ所の無人観測所用に製作したものと同一の使用でAGO用予備として1式製作した。フォトメータは雷放電にともなう中間圏発光現象を観測するために新たに設計したもので、4チャンネル、高速サンプリング(〜15μsec)という特徴を持つ。1995年6月から7月にかけて米国コロラド州ユッカリッジにおいて米国スタンフォード大学のグループ等と共同で観測器の野外試験観測を実施した。結果は両観測器ともに特に問題はなく正常に動作していることが確認された。10月に南極マクマ-ド基地においてAGO-5及び-6を設置するための組立・干渉テストが行われ、日本側から1名がサーチコイル磁力計の代表者として参加した。その際、サーチコイル磁力計1式を日本から南極へ持ち込んだ。10月末までにそれらの作業が終了した。1995年/1996年シ-ズンにはすでに南極大陸上に設置されているAGO-1からAGO-4までの4ケ所の無人観測所のサービスと新たにAGO-5及びAGO-6の設置が予定されていた。しかし米国側のオペレーション予算の都合でAGO-6の設置は来シ-ズン以降に持ち越された。AGO-1からAGO-5は1996年3月現在で順調に稼働している。一方、1995年12月には昨シ-ズンに持ち帰った1994年のAGOデータの解析を米国側と共同で行うために、日本側から2名が渡米した。スタンフォード大学の研究者らと共同でAGOで得られた磁場、オーロラ、ELF-VLF波動データを解析し見つかった現象について検討した。
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