北米自由貿易協定(NAFTA)と米州自由貿易圏構想の理論的実証的総合研究

1996 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 07303014
• Research Institution: Hitotsubashi University
• Principal Investigator: 平井 規之 一橋大学, 経済研究所, 教授 (80017665)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 萩原 伸次郎 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (80104694) ; 増田 政人 法政大学, 社会学部, 助教授 (70219343) ; 高懸 雄治 旭川大学, 経済学部, 教授 (20118102) ; 田中 素香 東北大学, 経済学部, 教授 (20094708) ; 中本 悟 大阪市立大学, 経済研究所, 助教授 (40180418)
• Keywords: NAFTA / FTAA / リ-ジョナリズム / APEC / EU / 貿易の自由化 / 関税障壁の撤廃 / WTO

Research Abstract

北米自由貿易協定(NAFTA)から米州自由貿易圏(FTAA)への拡大という新たな局面の中でのわが国通商政策のあり方を検討した。われわれの調査研究は.NAFTAをヨーロッパにおけるEUの展開、アジア太平洋におけるAPECの展開とのかかわりで検討したところに独自性がある。すなわち、従来アメリカ経済の研究に従事してきた者に.新たにカナダ、メキシコ、EU.及びアジアの研究者を加えて有機的に研究を進め.地域主義の.グローバル化という実態を洗ったところに実績上のメリットがあるものと考える。

Research Products

• [Publications] 増田正人: "円の国際化の進展と東アジア経済圏" 国際経済学会『国際経済』. 47・2. 166-169 (1996)
• [Publications] 本田浩邦: "アメリカにおける軍事支出と兵器輸出" 政経研究. 67. 61-71 (1996)
• [Publications] 田中素香: "1995年のEU経済の展開方向" 世界経済評論. 39・4. 8-14 (1995)
• [Publications] 中本悟: "The Reality and Future of NAFTA" Osaka City Univ.Economic Review. 31・1・2. 63-74 (1996)
• [Publications] 吉村真子: "マレーシアの経済発展と労働力構造" 世界経済評論. 39・8. 43-51 (1995)
• [Publications] 平井規之: "パクスアメリカ-ナの現状とボストン冷戦のアメリカ対外政策" 経済と社会. 1. 39-62 (1995)
• [Publications] 高懸雄治: "ドル体制とNAFTA" 青木書店, 238 (1995)
• [Publications] 萩原伸次郎: "アメリカ経済政策史" 有斐閣, 282 (1996)