1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07355023
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山本 尚 名古屋大学, 工学部, 教授 (10135311)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米光 宰 岡山理科大学, 理学部, 教授 (60001038)
林 民生 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00093295)
中井 武 東京工業大学, 工学部, 教授 (90016717)
柴崎 正勝 東京大学, 薬学部, 教授 (30112767)
古賀 憲司 東京大学, 薬学部, 教授 (10012600)
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Keywords | ルイス酸触媒 / ルイス塩基触媒 / 分子認識 / 精密合成 / 炭素骨格合成 / 合成触媒 |
Research Abstract |
新材料や医薬品等の高付加価値化学製品の創製に対する有機合成化学の役割がますます重要になってきている。特に、良くデザインされたルイス酸触媒やルイス塩基触媒は、酵素反応の水素結合に置き換わるものとして、今後の炭素骨格合成における主役を演じることが疑いない。本研究の目的は、わが国におけるこの方面の第一線の研究者が、それぞれの研究を発展させ、その成果を開陳し、徹底的に批判、討論し、長期的展望に立ってデザイン型ルイス酸・塩基触媒の開発とその応用に関連して、真に有効に合成触媒を英知を集めて創製することである。とくに、反応の予見性、広い一般性、高い選択収率の3つの特徴を備えた新反応を開発することを目的としている。 本研究の遂行にあたり、(1)ルイス酸触媒の設計と応用、(2)ルイス塩基触媒の設計と応用、(3)複雑な系での応用、の3項目の研究グループを設定し、各分担研究者間の緊密な連絡の下に、現在まで行われてきた研究成果を開陳し、新しい理論、方法、手法などの導入をお互いに行い、改良点を指摘しあい、それぞれの研究の飛躍的発展を図るとともに、将来に向けての共通のコンセプト作りを行った。具体的には、平成7年10月に本研究の重要性について広い理解を得るために公開シンポジウムと第1回研究連絡会議を開催した。そこで各分担研究者の現在までの研究成果を発表し、全体を総合して、重点領域研究に発展させるための具体的研究項目の設定、そのための研究体制の確立、将来の成果の見通し等について討議を行った。さらにこの結果をそれぞれ持ち帰り、3項目の分担者がそれぞれ小グループとして検討を重ねた。そして、これらの検討結果に基づき、重点領域研究へ移行する組織を作ることを目標に、平成8年1月に第2回研究連絡会議、2月に第3回研究連絡会議を開催した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] K.Maruoka: "Unprecedented Nucleophilic Addition of Organolithiums to Aromatic Aldehydes and Ketones by Complexation with Aluminum Tris (2,6-diphenylphenoxide)" J.Am.Chem.Soc.117. 9091-9092 (1995)
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[Publications] K.Ishihara: "A New Powerful and Practical BLA Catalyst for Highly Enantioselective Diels-Alder Reaction:An Extreme Acceleration of Reaction Rate by Bronsted Acid" J.Am.Chem.Soc.(印刷中).
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[Publications] T.Arai: "A New Multifunctional Heterobimetallc Asymmetric Catalyst for Michael Additions and Tandem Michael-Aldol Reactions" Angew.Chem.Int.Ed.Engl.35. 104-106 (1996)
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[Publications] S.Kobayashi: "Highly Steroeselective Synthesis of Both Enantiomers of 2-Methyl-3-Hydroxythioesters by Asymmetric Aldol Reactions Using Similar Types of Chiral Sources Derived from L-Proline" Chem.Lett.1029-1030 (1995)
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[Publications] N.Watanabe: "Dirhodium (II) Tetrakis [N-phthaloyl-(S)-tert-leucinate] : A Notable Catalyst for Enantiotopically Selective Aromatic Substitution Reaction of α-Diazocarbonyl compounds" Synlett. 85-86 (1996)
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[Publications] T.Hosoya: "On the Stereochemistry of Aryl C-Glycosides : Unsual Behavior of Bis-TBDPS Protected Aryl C-Olivosides" Tetrahedron Lett.37. 663-666 (1996)