1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07458115
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山中 龍彦 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (80107143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乗松 孝好 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (50135753)
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Keywords | インジェクター / 慣性核融合 / ペレット / コイルガン / リニアモーター / サボ- / レーザー / 磁性体 |
Research Abstract |
本年度はインジェクション装置の基礎動作テストを行うとともに、実際の核融合用炉で使われるのと同じ大きさのペレットを用いて加速されたペレットの観測系の基本実験を行った。 レーザー核融合用ペレットインジェクション装置の観測系に必要な仕様は時間分解能計測は0.1μs、場所に対する精度は10μmである。 インジェイクション装置の基礎動作試験ではバレルコイルに半波電流を流したときの、1stセクションでの飛翔体の初期位置に対する実験結果をまとめると以下のようになる。 1)速度の最大値近辺では速度は初期位置に対して2次関数として取り扱える。 2)3つの長さの異なるスリーブを用いて、核融合実験用のインジェクション装置としての条件を満たす初期位置の誤差範囲を得た。 3)初期位置の誤差が射出速度に与える影響は少なく、速度のばらつきはそれ以外の原因(現時点では摩擦)であると考えられる。 加速されたペレットの観測系の実験では、ファトディテクタとエリア型ファイバセンサを用いてペレットの通過位置を検出するためのデバイスを提案し、その測定性能を解析した。その結果、ペレットの通過時間に関しては約10ns、通過位置に関しては0.01mmの精度で測定できる可能性があることが分かった。これは将来のインジェクションシステムに必要な十分な精度と応答速度をもっているといえる。
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Research Products
(1 results)