1995 Fiscal Year Annual Research Report
極域擾乱データの長期収集を目的としたインターネット系収録システムの開発
Project/Area Number |
07554077
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
林 幹治 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (60011730)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯元 清文 九州大学, 理学部, 教授 (20125686)
平原 聖文 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (50242102)
北 和之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (30221914)
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Keywords | インターネッ / グローバルデータ収録 / グローバル磁場変動 / グローバルオーロラ擾乱 |
Research Abstract |
地球観測に共通する、グローバルな観測データの長期・安定取得へのアプローチとして、インターネットが持ちつつある社会現象的潜在力に着目した開発実験である。11月になってからの追加・補充採択通知であったため、予算執行と計画実行のタイミングの点で、当初計画で予定していた海外学術研究との最も効果的な連携は実現できなかった。急遽行なった、現地(カナダ、アラスカ、ノルウェー、フィンランド、ロシア)研究者との協議にもとづき、年度内の実行計画を、(1)インターネット接続機器としてのUnixワークステーションの導入、(2)Unix-PC間の電話回線によるデータ収集に関するプロとタイプの開発を行なうこと、(3)機器が納品され次第、カナダ・Victoria大学及びノルウェー・Unis大学の共同研究者にも実験開始してもらうこととした。実際、主力機器のPowerPCベースのUnixコンピュータは例外的に早い契約・納品が実現し、2月中旬にはカナダ側研究者の手に渡すことができた。データ収集用Unixワークステーションは、東京大学と九州大学に設置してデータ収集実験を行うとともに、東京大学に設置した中央処理用のワークステーション(Hp715)上にWWWホームページを置く全体監視システムの構築を始めた。ソフトウエアーのネットワーク上での共同開発実験を開始し、電話回線を介する地域的データ収集を目的としたUnix-PC間の通信ソフトの開発・実験を年度内に完了する予定である。
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Research Products
(1 results)