1996 Fiscal Year Annual Research Report
シェ-グレン症候群におけるEBウイルス再活性化関連因子の検出とその制御
Project/Area Number |
07557120
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Section | 試験 |
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
斉藤 一郎 徳島大学, 歯学部, 助教授 (60147634)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪田 一男 東京歯科大学, 眼科学, 助教授 (40163878)
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Keywords | シェ-グレン症候群 / EBウイルス再活性化 / AK-1 / P / CAF / ZEBRA |
Research Abstract |
EBVの再活性化に関与する因子を同定する目的から、AKATA細胞を用いて再活性化状態にある細胞に特異的に発現している遺伝子のスクリーニングをmRNA differential display法によって行った。膜表面IgG架橋後AKATA細胞より調整したcDNAを使用し、スクリーニングを行った。その結果、再活性化初期と考えられる膜表面IgG架橋後30分、1時間のサンプルにおいて発現の亢進の見られたバンドAK-1を検出し得た。この遺伝子断片をEMBLおよびGenebank遺伝子データベース上でHomology searchを行ったところ、AK-1は300/CBP-associate factor(P/CAF)塩基配列と、完全一致(100%;120/120bp)を示すクローンであった。一方、従来よりZEBRA遺伝子promoter上にはcAMP response element(CRE)、AP-1結合部位に類似した配列が存在することからZEBRA遺伝子転写発現にはAP-1、CREBなどのb-ZIPを有する転写因子の関与が示唆されている。そこで、b-ZIPファミリーの単離を目的としdegenerative PCR法による検出を試みた結果、b-ZIP構造を有する新規遺伝子EB1-2が得られた。塩基配列から想定される1次アミノ酸配列を解析の結果、7アミノ酸ごとにLeucineが4回繰り返すLeucine Zipper構造をもち、さらにLeucine ZipperのN末端側にはリジン、アルギニンなどの塩基性アミノ酸が認められるb-ZIPの基本的構造を有していた。このクローンは塩基性領域においてCREB、CREMと類似性が高く、特にDrosophila CREB-Aとの一致率が高く、88アミノ酸中で67%の一致を認めた。
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