1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07557194
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
福井 裕行 大阪大学, 医学部, 助教授 (90112052)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
音田 治夫 武田薬品工業(株), 開拓第一研究所, 部長
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Keywords | ヒスタミン / 受容体 / クローニング / アフリカツメガエル卵母細胞 / 副腎髄質 |
Research Abstract |
ショ糖密度勾配遠心により分画したウシ副腎髄質由来のmRNAをアフリカツメガエル卵母細胞に注入し、発現したH^1受容体を電気生理学的に検出する方法で、3.5-kbおよび5.0-kbの2種類のヒスタミンH^1受容体mRNAが存在することを観察した。3.5-kbH^1受容体mRNAの注入によりアフリカツメガエル卵母細胞に発現させたH^1受容体を刺激した場合、平均約50nAの内向きクロライド電流が引き起こされた。それに対して、5.0-kbH^1受容体mRNAの注入では内向き電流は平均約40nAであった。5.0-kbのH^1受容体mRNAを含む分画よりin vitroでの転写が可能なλZAPIIベクターを用いてcDNAライブラリーを作成し、expression cloningにより、即ち、in vitroの転写とアフリカツメガエル卵母細胞における受容体の発現系を組み合わせた方法で、作成したcDNAライブラリーのスクリーニングを行った。しかし、現在用いている実験系の検出感度では検出できなかった。そこで、アフリカツメガエルの潅流装置を小型化し、微量電流測定用アンプを高性能にすることにより10倍感度を上げた実験装置を用いて試みたが検出できなかった。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Takagishi,T.: "Expression of the histamine H^1 receptor gene in relation to atherosclerosis" Am.J.Pathol.146. 981-988 (1995)
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[Publications] Smit,M.J.: "Regulation of the histamine H^1 receptor stably expressed in Chinese hamster ovary cells" Br.J.Pharmacol.117. 1071-1080 (1996)
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[Publications] Nonaka,H.: "Unique binding pocket for KW-4679 in the histamine H^1 receptor" Eur.J.Pharmacol.(in press).
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[Publications] Fukui,H.: "Regulation of the histamine H^1 receptor signaling by protein kinase C. In : Receptor desensitization and Ca^<2+>-signaling" ed.Uchida,M.K.,Japan Sci.Soc.Press,Tokyo,Japan, 13(213) (1996)
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[Publications] 渡辺建彦: "ヒスタミン受容体、蛋白質核酸酵素" 共立出版, 8 (1997)