1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07610152
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Research Institution | Koka Women's College |
Principal Investigator |
木下 稔子 光華女子大学, 文学部, 教授 (20153166)
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Keywords | シナリオ実験 / 時間展望 / 友人関係 / 友人集団 / イベント / 質問紙 / 態度 |
Research Abstract |
メンバーが長期にわたって関係を持ち、しかも今後とも、利害関係が続く集団と、一過性の集団におけるメンバーの行動について実験法を用いて比較検討した。しかしながら、予定された5名から成る20グループのうち、データが得られたのが1/4の4グループにすぎなく、実験室実験を今回はあきらめざるをえなかった。 そこで、方法を変更して、シナリオ実験を試みることにした。 用いられた変数は、友人集団における現在の人間関係、と今後の付き合いの時間展望および人間関係をつなぐイベントである。これらを組み合わせ、8条件を独立した被験者(男女合計832名)に集団状況で答えさせた。測度は、感情面、認知面、行動面からみた友人に対する態度に関わる質問紙(4段階の質問15項目)によった。結果は、友人関係の持続の見通し(時間展望)によって態度の表れ方が異なる傾向がみられた。
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Research Products
(1 results)