1996 Fiscal Year Annual Research Report
現代アメリカにおける幼児保育改革の展開と全米幼児教育協会の活動
Project/Area Number |
07610298
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kurashiki City College |
Principal Investigator |
秋川 陽一 倉敷市立短期大学, 保育学科, 助教授 (10184102)
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Keywords | 幼児保育 / 全米幼児教育協会 / アメリカ幼児教育 |
Research Abstract |
1 本年度は,下記の作業を中心に行った。 (1)資料収集---1)全米幼児教育協会の専門研究誌“Early Childhood Research Quarterly"のVol.1 No.1(1986:創刊号)からVol.10 No.4(1995)までを入手した。本資料は,高い水準の研究誌でありながら、わが国ではほとんど知られていないものである。そのほとんどを入手できたことは,当協会の研究動向・関心動向等を知る上で大変貴重である。 2)筑波大学等で“Early Childhood Education and Care"などの専門雑誌から近年の幼児教育・保育に関わる論文・記事等を収集した。 3)全米の幼児保育施設で指針として活用されている。全米幼児教育協会作成の「幼児保育指針」(“Developmentally Appropriate Practice in Early Childood Programs")の最新1997年改定版入手した。 (2)資料整理---1)昨年度収集した,全米幼児教育協会の機関誌“Young Children"の,とくに目次・協会の活動報告・意見表明文書の項目に着目して整理を行った。 2)全米幼児教育協会の意見表明文書の一覧を作成。それぞれの文書の内容の概要をまとめつつある。 2 本年度は,昨年度に引き続き,資料収集とその整理を年表・一覧表などの形で行ってきたが,資料整理の段階であるので,公表は行っていない。また,当初の計画では,当協会の機関誌“Young Children"を中心に年代順の整理を完了し,当協会の活動の流れについてのある程度の仮説提示を試みることとしていたが,新資料の入手もあり,その作業は途中である。 3 平成9年度(当研究の終了年度)は,これまでに入手した資料の整理・分析を基に,当初の課題に即した研究論文と資料集を1冊の冊子にまとめる予定である。
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