1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07640638
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
星野 光雄 名古屋大学, 情報文化学部, 助教授 (40023626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉谷 健一郎 名古屋大学, 情報文化学部, 助手 (20222052)
伊藤 正裕 名古屋大学, 情報文化学部, 教授 (70023603)
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Keywords | ケニア / グリーンストン帯 / 先カンブリア時代 / 始生代 / 熱変成作用 / 花崗岩 / 変成岩 / クラトン |
Research Abstract |
花崗岩類および熱変成岩類の岩石記載 約50個の花崗岩類および約100個の熱変成岩類について詳細な光学的岩石記載を行った。その結果、花崗岩類は大きく、粗粒班状花崗岩、中粒花崗岩、細粒花崗岩、中粒花崗閃緑岩、細粒花崗閃緑岩の5岩系に認識できること、接触作用の変成度が花崗岩との接触部付近で上部角閃岩相にまで達していること、角閃岩相全体の幅は2Km以下であることなどが明らかとなった。 花崗岩類・熱変成岩類の全岩化学分析 約20個の岩石試料について蛍光X線分析を行った。微量成分の分析結果に若干の問題を残し、分析データをまとめるまでには至っていない。平成8年度にこの問題を早急に解決し、さらに分析個数を増やす予定である。 熱変成岩類の造岩鉱物の化学成分分析 約20個の岩石試料中の造岩鉱物についてEPMA分析を行った。平成8年度にはさらに分析個数を増やし、変成作用の温度・圧力条件を相平衡論的に推定するための解析を行う予定である。 島根大学のアフリカ大陸関係岩石研究者を訪問し、資料収集ならびに研究討論を行った。これにより、平成8年度に当該研究をまとめるに当たっての貴重な教示を得た。
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