1996 Fiscal Year Annual Research Report
甲状腺腫瘍の悪性化に関与する遺伝子の単離および甲状腺未分化癌に対する遺伝子治療
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07671143
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
吉本 勝彦 徳島大学, 医学部, 客員助教授 (90201863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岡 孝 徳島大学, 医学部, 寄付講座教員(助手相 (40263826)
岩花 弘之 徳島大学, 医学部, 寄付講座教員(助手相
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Keywords | 甲状腺腫瘍 / 悪性化 / diifferential display法 / mRNA / AP-PCL法 / 欠喪 / 増幅 |
Research Abstract |
1.Differential dlsplay法による甲状腺腫瘍の悪性化に関与する遺伝子の単離 甲状腺濾胞腺腫細胞株(1種)、乳頭癌細胞株(3種)、濾胞癌細胞株(1種)、未分化癌細胞株(2種)よりRNAを抽出した。それぞれのRNAよりdiifferential display法を用いて細胞間で発現量に差異が認められるバンドを切り出し、その塩基配列を決定した。約半分のクローンがリポゾームRNA、ミトコンドリア遺伝子、flbronectin、R-ras、プロテアソーム サブユニット、23kD highly basic poteinなどの既知の遺伝子で、残りのクローンは未報告の遺伝子であった。リポゾームRNAおよびミトコンドリア遺伝子を除いたクローンについてノーザン解析を行ったが、各種細胞間で2倍程度の発現量の差を認められるものの、それ以上の発現量の差異は認められなかった。このように、これまでに数多くのプライマーの組み合わせを用いて、発現量に差が認められるクローンの単離に努めてきたが、大きな発現量の差が認められる遺伝子の単離には至っていない。今後、各実験ごとのパターンの再現性を高めるための方法の開発が必要である。 2.AP-PCR法による甲状腺未分化癌に特徴的なゲノム変化の検出 12種の甲状腺癌細胞株より抽出したゲノムDNAを鋳型として、任意の20merのプライマーを用い、PCRの最初の5サイクルのannealing温度を42℃とする緩やかな条件で行ったPCR産物を電気泳動し細胞間のバンドパターンを比較した。甲状腺乳頭癌細胞株にシグナルの消失が見いだしたが、サザーン解析を行ったところ明らかな欠失は認められなかった。また、これまでに遺伝子増幅を示すシグナルは認められなかった。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Kimura T.et al: "Mutatraes in the cysterne-rich region of the RET proto-arcogene in pitients diognosed as having sporadic mudullary thy roid carcinoma" Endocrine J.42. 517-525 (1995)
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[Publications] Yoshimoto K.et al.: "Absence of mutations at codon 768 of the RET proto-arcogene in sporadic and hereolitary pheochromocytomas." Endocrine J.43. 109-114 (1996)
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[Publications] Kimura T et al: "Obrions mRNA and protein expression but absouse of mutatroid of the PET proto-oncogene in paratluyrid tumors." Eur J.Endocrinol. 134. 314-319 (1996)
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[Publications] Yoshimoto K.et al.: "Infregueit mutadrol of p16^<INK4A> and p15^<INK4B> gener in human prtutary adenomas" Eur J.Endocrinol.in press.
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[Publications] Yoshimoto K et al: "Tumor-spenfic mutations in the tyrome kinase domain of the PET proto-oncogeue in pheochronougtomes of sporadic type" Endocrine J.42. 265-270 (1995)