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1995 Fiscal Year Annual Research Report

レーザー光を用いた人工臓器、細胞移植のためのハイブリドーマ作成方法の開発

Research Project

Project/Area Number 07671356
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

加藤 博孝  東北大学, 医学部・付属病院, 助手 (00240656)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大河内 信弘  東北大学, 医学部, 講師 (40213673)
土井 秀之  東北大学, 医学部・付属病院, 助手 (90188839)
佐藤 俊一  東北大学, 素材工学研究所, 助教授 (30162431)
Keywordsレーザー / 細胞融合 / SP2 / ハイブリドーマ / レーザートラッピング
Research Abstract

1.研究目的と進行状況
本研究では,レーザーによる細胞融合の技術を用いて,ヒト正常肝細胞と分裂能を有する細胞を融合させ,ヒト型の蛋白合成能や代謝能を有する細胞を大量に作成することを目的とする.現在までに,SP2やマウスリンパ球のような小型細胞どうしをレーザーを用いて無菌的に細胞融合させることに成功し,その細胞が生存・増殖することを確認した.現在,マウス肝細胞とFHCのハイブリドーマを作成する条件を検討中であるが,研究は順調に進行しており,ハイブリドーマの作成は可能であろうとの感触を得ている.
2.平成7年度までの研究経過
(1)2個のマウスミエローマ細胞(SP2)のレーザーによる細胞融合:2個のSP2どうしを培養したシャーレの中で,レーザーを用いた融合法により顕微鏡下で無菌的に融合させる条件を検討し,レーザートラッピングの出力,融合時のパルスレーザーの出力を検討した.この結果,培地中に5%のポリエチレングリコールを加えることにより細胞同士の接触が容易に行えることを発見した.現在までに,2個のSP2どうしを融合させることに成功した.(2)SP2とマウスリンパ球のレーザーによる細胞融合:比較的簡単な異なる細胞どうしの細胞融合の系として,SP2とマウスリンパ球の光ピンセットによる細胞融合に成功した.さらに,HAT selectionにより,融合した細胞のみを選択的に培養液中に取り出し,その細胞が生存・増殖し,さらにIgGを産生することを確認した.(3)マウス肝細胞とマウスFHCのハイブリドーマ作成の準備:マウス肝実質細胞,非実質細胞を遊離し,マウス肝実質細胞,非実質細胞の光ピンセットによる細胞に障害を与えないトラッピングの条件(出力・波長)を検討中である.

URL: 

Published: 1997-02-25   Modified: 2016-04-21  

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