1995 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト肝コレステロール7αヒドロキシラーゼの免疫学的定量法の確立
Project/Area Number |
07671413
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | 宮崎医科大学 |
Principal Investigator |
前田 資雄 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (60117463)
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Keywords | コレステロール7α水酸化酵素 / fusion protein / モノクローナル抗体 |
Research Abstract |
いままで、大腸菌からfusion proteinを大量に作成し、溶菌ののちゲル濾過クロマトグラフィーやアフィニティークロマトグラフィーを用いて本蛋白を精製、これをマウスに投与し、モノクローナル抗体を作成しているところである。いくつかの融合細胞が作る抗体がわれわれの作成したfusion proteinと反応したので現在スクリーニングをしている。いまのところfusion proteinにたいする抗体うち、目的とするコレステロール7α水酸化酵素を十分に認識するクローンはまだ得られていないが、更に追加して免疫をし抗体作成を行っており特異的に反応する抗体はもうじき得られると考えている。 一方、上記の実験と並行してこの測定系をヒトに応用するための基礎実験として、肝障害や黄疸など種々の病態モデルを作成した実験動物の肝組織からマイクロソームを調整し、マイクロソーム中のコレステロール7α水酸化酵素活性を測定し、ヒトにおける本方法で測定した酵素蛋白量の具体的な臨床応用について予測検討している。
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