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1995 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト型モノクローナル抗体を用いた肺癌の診断法とミサイル療法の開発

Research Project

Project/Area Number 07671488
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

川村 雅文  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70169770)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 成毛 聖夫  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30255476)
江口 圭介  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90232941)
Keywordsヒト型モノクローナル抗体 / 肺癌
Research Abstract

われわれはがんの治療や診断のために人体への投与を最終的な目標としてヒト扁平上皮肺がんに対するヒト型モノクローナル抗体を作成を試みた.具体的には重症複合型免疫不全マウスにヒトリンパ球を移入し,肺扁平上皮がん細胞株sq-19細胞を免疫してマウスの脾細胞からBリンパ芽球様細胞株を樹立,ヒト由来のB細胞株との細胞融合により抗体を得た.生産された抗体をFITCで標識化してその特異性の検討をおこなった.肺がん切除例20例の凍結切片を蛍光抗体法(直接法)で染色した結果、扁平上皮癌およ小細胞癌に特異的な反応が認められた。また切除標本を細切りしエタノール固定した細胞浮遊液を使用しても同様の結果が得られた。喀痰細胞診陽性の癌患者、非癌患者、および健常人の計20人の喀痰を3日間、保存液(メタノール、チモール含有)を用いて蓄痰した材量に本抗体を反応させフローサイトメーターで分析した際にも炎症性疾患の喀痰には反応せず、扁平上皮癌、小細胞癌の直接除沫法の陽性例に反応が認められており,喀痰細胞診の自動化への応用も検討中である.しかし現在,この研究を進行する上での障壁となるのは,産生する抗体の特性が不安定である点と,一度に産生できる量が微量である点である.本法により理論的には有効な抗体が生産できると前述の結果より推定しているものの,実験結果が安定しないためその実用方面への応用に関しては問題があり,これらの点の改良を検討している.

URL: 

Published: 1997-02-25   Modified: 2016-04-21  

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