1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07671596
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
柏口 新二 徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (30224398)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅原 隆司 徳島大学, 医学部, 助手
武田 芳嗣 徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (20243694)
加藤 真介 徳島大学, 医学部, 講師 (30243687)
|
Keywords | 成長期関節軟骨 / 関節軟骨修復 / アポトーシス / DNA電気泳動 |
Research Abstract |
腸骨骨端軟骨移植による成長期関節軟骨損傷の修復過程におけるアポトーシスの関与について検討した。 4週令Lewisラットの膝蓋大腿関節面に軟骨下骨に至る軟骨欠損部を作成し、同部に遊離自家腸骨骨端軟.骨の成長軟骨のみを移植した。移植後1日、3日、1週、2週、3週、4週にて経時的に屠殺し、採取した移植部をcollagenase処理した後、電気泳動によるDNA ladder formationの有無を検討した。移植後3日では発現しなかったladder patternが1週より観察され、2週までをピークとして4週まで認められた。このことから移植片の母床への生着にアポトーシスが関与している可能性が考えられた。そこでIn situ nick end labeling法による組織学的検討を施行中であるが、未だ陽性細胞の確認が十分できていないのが現状である。
|
Research Products
(1 results)
-
[Publications] 西岡 孝、井形高明,柏口新二,長谷川 匡,佐野壽昭: "自家新鮮腸骨骨端軟骨移植による成長期関節軟骨修復に関する研究" 第15回日本骨・関節・軟部組織移植研究会講演抄録集. 35 (1996)