1995 Fiscal Year Annual Research Report
神経幹内神経電図法による大径有髄線維径の評価についての形態学的妥当性の検討
Project/Area Number |
07770459
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
久保田 昭彦 横浜市立大学, 医学部病院, 助手 (40264668)
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Keywords | 神経幹内神経電図法 / 大径有髄線維 / 糖尿病性神経障害 / 糖尿病自然発症ラット |
Research Abstract |
神経幹内神経電図法による大径有髄線維径の評価について、神経障害の推移を評価する上での有効性と形態学的妥当性を検討した。日本光電製Neuropak 8を用いた神経幹内神経電図法でWistar ratと糖尿病自然発症ラット(Otuka Long-Evans Tokushima Fatty rat:OLETF)の座骨神経を検査した。被検神経を採取し、エボン包埋後、薄切、トルイジンブルー染色後、光学顕微鏡下、日本ライト社製コンピューター画像解析装置により二次元解析し、大径線維を比較検討した。OLETFの6週令では、2mg/kg(50%TZを使用)糖負荷試験を行い、グルテストE2(京都第一科学)を用いて糖負荷前、30分毎に測定したところ、105-192mg/dlといずれもDM発症前であることが確認された。誘発波、大径有髄線維ともその評価において同令のWistar ratとかかわらなかった。OLETFでは、約20WでDMが発症するとされており、発症直後の24W及び発症から十分たった48W令で同様の実験を施行する予定である。
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