1995 Fiscal Year Annual Research Report
自己骨格筋を利用した,完全埋込型補助人工心臓の開発
Project/Area Number |
07771058
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
清水 宏一 東京医科大学, 医学部, 助手 (30260938)
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Keywords | 循環補助 / 心不全 / 骨格筋心室 |
Research Abstract |
1.イヌの胸腔内の解剖学的測定値より,胸腔構造の3次元モデルをコンピュータ上に作成し,体内埋込型補助人工心臓の外的構造モデルを作成した.この結果,体重10kg程度の雑種成犬の場合,体内埋込型補助人工心臓の大きさは20x10x10xm^3程度が上限であるとと算出された.この大きさを越えた場合,肺等への圧迫が生じるため,何らかの障害が発生することが予想される. 2.イヌの生理的・病的循環状態をコンピュータ上でシミュレートし,補助人工心臓が備えるべき性能を算出した.この結果,体重10kg程度の雑種成犬の場合,拍出回数50/min,分時拍出量1.01/min,出力1.01mW/gm程度が目標値として算出された. 上記の値を目標値として,現在埋込型人工心臓の設計を行っている.
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