1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07771243
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Research Institution | Kagawa Medical School |
Principal Investigator |
穴吹 大介 香川医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (40202650)
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Keywords | マウス / 空間認識 / 老化 / 揮発性麻酔薬 |
Research Abstract |
本研究ではラットの老化の研究で従来行われてきた放射状迷路学習をマウスに準用し、マウスの老化による空間認識の低下が迷路学習により定量的に測定できることを確認し、さらにこれに対する低濃度揮発性麻酔薬の吸入がどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目的とした。 以上のようにこの研究では、まずラット用の実験系をマウスに応用できることの確認を行う。つぎにこれに対して低濃度揮発性麻酔薬の吸入を行い、その影響を調べる二段階の計画となっている。 現在のところddN系マウスを用いて放射状迷路学習が実際に可能かどうかを確認し、さらにこれが週令の変化によって変化するのかを確認している段階である。 今までのところ、個体により迷路学習の目標達成時間にばらつきがあり、群内で安定したデータが集積されるに至っていない。そのため実験条件(食餌量、環境等)を変更して安定したデータが得られるようにしているところである。 このように今だ実験は前半の予備段階に留まっているために、発表可能な成果をあげうる状態にいたっていない。今後も実験条件を確定し、次の段階に進めていく予定である。
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