1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07771572
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
工藤 春彦 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20234453)
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Keywords | 網膜グリア細胞 / ICAM-1 / サイトカイン |
Research Abstract |
網膜グリア細胞の培養を生後1週令のラットを用いて行った。ポリ-L-リジンでコートした培養皿上で2週間、培養器内で培養した。グリア細胞の確認には抗GFAP抗体を用いた。 同時に脾臓から集めたリンパ球をコンカナバリンAで刺激し2日間培養し、その上清を冷凍して保存した(リンパ球培養上清)。この培養上清にはELISA法にてインターフェロンγが含まれている事が確認された。 培養2週間の培養グリア細胞の培養液に上記リンパ球培養上清を加えさらに2日間培養した。2日後に細胞を螢光免疫染色法を用いてGFAPとICAM-1の2重染色を行った。GFAP陽性細胞中のICAM-1陽性細胞は培養上清を加えることにより有意に増加した。また、インターフェロンガンマ、インターロイキン1、TNFαによってもICAM-1陽性細胞は増加する事が確認された。 これらのことより、網膜グリア細胞は眼内の免疫反応に関与していることが推察された。
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