1995 Fiscal Year Annual Research Report
エアータービンハンドピ-スの消毒に関する基礎的研究
Project/Area Number |
07771793
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
塩野 真 日本大学, 歯学部, 助手 (20246903)
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Keywords | エアータービンハンドピ-ス / 感染防止 / 内部汚染 / アルコール吸引消毒法 / 消毒効果 |
Research Abstract |
実験試料:歯内療法、とくに抜髄治療における随腔開拡に使用したエアータービンハンドピ-スを実験に使用した。 実験方法:試料を以下の条件で処理後、滅菌シャーレ内に噴出する冷却水と空気を、20秒ごとに2分後まで採取する。 1.70%アルコールに浸漬、回転停止を行い内部にアルコールを吸引させたもの。続けて薬剤を以下のように変化させた。 2.70%アルコール+30%グリセリンについて。 3.70%アルコール+20%グリセリンについて。 4.70%アルコール+10%グリセリンについて。 5.50%アルコールについて。 6.50%アルコール+30%グリセリンについて。 7.50%アルコール+20%グリセリンについて。 8.50%アルコール+10%グリセリンについて。 9.ハンドピ-ス外表面を70%アルコールで清拭したもの。 10.薬剤を作用させないもの(コントロール)。(N=10) 採取した冷却水から釣菌し、プラディア培地、BHI培地に接種、培養後の生菌数を計測した結果、9および10の群ではハンドピ-スの内部汚染は著しかった。これに比較して1〜8の各群では、内部汚染に対して良好な消毒効果が得られた。また、各条件で処理した場合のハンドピ-スの回転数を計測した結果、3、4、7、8の群で機械的負担が軽いものと思われた。
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