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1996 Fiscal Year Annual Research Report

新しい経腸栄養剤の開発による非特異的腸疾患の治療

Research Project

Project/Area Number 07807125
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

中崎 久雄  東海大学, 医学部, 助教授 (10056145)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 三富 利夫  東海大学, 医学部, 教授 (20055809)
横山 清七  東海大学, 医学部, 教授 (50096278)
Keywords非特異的炎症疾患 / クローン病 / ω-3系不飽和脂肪酸 / Trinitrobenzen sulfonic acid
Research Abstract

研究目的
厚生省の難病に指定されている腸管の非特異的炎症疾患のクローン氏病・潰瘍性大腸炎・腸管ベーチェット病はその原因が不明であり治療方法としての対症的治療方法は高カロリー輸液とステロイドやサラゾピリン、免疫抑制剤が投与される。経静脈的脂肪投与が望ましいが現況の脂肪乳剤は大豆油が主体であり抗炎症作用を有するEPA(エイコサペンタエン酸)を含んでいない。
研究目的は(1)優れた抗炎症作用をもつEPAを吸収されやすい形態にし経腸的に投与出来るように製剤開発することである。乳化の製剤技術を確立し大豆油と魚油を混じω3系脂肪を含んだ乳剤を作製すること。(2)脂肪経腸栄養剤としての硬化の確認を動物モデルを用い至適な魚油の配合量を血清の脂肪酸の分析、組織学的所見、腸管粘膜の生物学的機能状態の検討を行うことである。
(1)大腸疾患モデルの作製
10%エタノール0.25mlに50mgのtrinitorobenzen sulfonic acidを溶解し、これをRatに5ml経肛門部に注入する。Ratの大腸にTBS注入後7日目に著明な大腸炎所見を製作することが出来た。実験目的に使用できるモデルである。
大腸疾患モデルの作製にあたりTBS濃度、投与方法に解決すべき点が残った。一定した大腸モデルの作製が困難であったが、条件が決定された。
(2)大腸疾患モデルの安定作製とω-3系不飽和脂肪酸の経静脈投与による潰瘍に対する抗炎症作用の観察を行えた。
経静脈的に大腸潰瘍モデルRatにω-3系不飽和脂肪酸を投与し抗炎症作用の検討を行い、ω-3系の脂肪酸の有用性が確認された。

URL: 

Published: 1999-03-07   Modified: 2016-04-21  

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