1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07838021
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
池田 隆志 徳島大学, 歯学部, 助手 (30193204)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村山 弥生 徳島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (00274233)
中野 雅徳 徳島大学, 歯学部, 助教授 (30136262)
坂東 永一 徳島大学, 歯学部, 教授 (00014168)
|
Keywords | 咀嚼運動 / アンテリオルガイダンス |
Research Abstract |
咀嚼運動は作業側偏心位から咬頭嵌合位までの歯牙接触が含まれるためアンテリオルガイダンスの影響を大きく受けていると考えれる.そこで本研究では実験的にアンテリオルガイダンスにおいて重要な位置を占める側方ガイドを変化させたときの咀嚼運動への影響について検討を行った. 実験方法として白金加金合金製の金属ガイドを側方運動時に上顎犬歯舌側近心面と下顎犬歯唇面が接触するM型と上顎犬歯舌側面遠心面と下顎犬歯唇面が接触するD型の2種類を製作した.これらのD型,M型のガイドを用いて,現在までに被験者3名の側方運動および空口時咀嚼様運動,ガム咀嚼運動を6自由度顎運動測定器MM-JIにより測定を行った. その結果,咀嚼運動時にM型のガイドに比べD型は顆頭運動路が外方よりの経路をとる傾向にあった.ガイド付与による切歯点や顆頭点での運動方向の変化には多少の個人差がみられたが,概ね同様の傾向にあった.ガイドの傾斜については当初計画では0,15,10度の急傾斜を付与する予定であったが,口腔内で規定した角度に調整する事は困難であった.この結果の一部は日本補綴歯科学会94回学術大会において発表した. 次年度においてさらに被験者数を増やし,アンテリオルガイダンスの違いによる咀嚼経路変化,特に歯牙接触範囲における角度および方向の変化について解析する予定である.
|
Research Products
(1 results)