2007 Fiscal Year Annual Research Report
宮古の御嶽・民間信仰の過去・現在-ネフスキ-資料と臨地調査による言語人類学的研究
Project/Area Number |
07F07009
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
狩俣 繁久 University of the Ryukyus, 法文学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BAKSHEEV Evgeny Sergeevic 琉球大学, 法文学部, 外国人特別研究員
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Keywords | ニコライ・ネフスキー / 沖縄の民俗文化 / 宮古島 / 八重山 / 民間信仰 / 御嶽 / パーントゥ / アンガマ |
Research Abstract |
ロシア人研究者ニコライ・ネフスキー(1892〜1937)が1920年代の大正期に宮古島を訪問して得た資料「ニコライ.A.ネフスキー宮古方言ノート(複写本)」(2005.3.沖縄県宮古島平良市教育委員会発行)のロシア語部分の日本語訳を行いながら、その記述に基づいて現代の宮古島での変容の有無などを現地宮古島で確認、検証した。また、それと平行して、琉球における村落祭祀を行なう御嶽(聖地)について、宮古島、沖縄島での民俗文化に関する臨地調査を行なって、つぎのような作業を行なって比較・研究した。調査地点と祭祀は以下のとおり。これらはデジタルカメラで録画し、パソコンのハードディスクに保存、編集し、映像資料を作成した。 宮古島 大浦(サニツ・井戸願い・夕籠り・マルミ願い)、砂川(ナーパイ・豊年祭)、新里(棒降り・長ムトゥ願い・イビ移動願い・四十九日供養)、伊良部(むぎ五尺ぶり、池間(海人祭・ミャークヅツ・世乞い・ンマユイ・マピトゥダミ願い・十六日正月)、伊良部(ダスマツ)、上野(マストリャー)、島尻(パーントゥ)、城辺(十六日正月)、佐良浜(トゥマイ願い)、西原(トゥマイ願い・部落ムツダスキ願い、十六日正月、その他シャーマン祭祀)、野原(パーントゥ)、比嘉(二十日正月)、沖縄島 勝連(清明)、大宜味村塩屋(海人祭ウンジャミ)、) 八重山 石垣市(アンガマ)、波照間(ムシャーマ) ロシア・モスクワへ調査旅行を行ない、国立ロシア文化研究所アカデミーでの研究発表、およびネフスキー未発表資料の収集を行なった。
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Research Products
(4 results)