2008 Fiscal Year Annual Research Report
地殻深部における超高温プロセス:インド東ガート帯の事例研究
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07F07043
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
有馬 眞 Yokohama National University, 大学院・環境情報研究院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BOSE Sankar 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 外国人特別研究員
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Keywords | 地殻・マントル物質 / 岩石・鉱物・鉱床学 / ゴンドワナ大陸 / 東ガート帯 / インド |
Research Abstract |
研究成果概要:インドの原生代超高温変成作用の研究は、ゴンドワナ超大陸地殻の衝突・形成と分裂ダイナミックスを理解するために重要である. 今年度BOSEは、(1)インド東部に分布する東ガード帯の地質調査で採集した超高温変成岩の記載岩石学的分析を行ない、横浜国立大学に設置されているEDS-SEMによる鉱物組成分析から、鉱物共生関係と変成条件を解析し、変成作用の温度ー圧力経路を定量的に評価した。研究成果をJ.Mineral.Petrol.Sci.(日本鉱物科学会誌)に発表した。 (2)ピストンシリンダー高圧高温発生装置を用い、超高温変成岩の下部地殻条件下における相平衡を実験的に評価し、下部地殻C-H-O流体相の存在下におけるダイナミック融解過程で花岡岩質メルトの形成を認めた。鉱物共生関係と変成条件の解析から推定された変成作用の温度ー圧力経路と下部融解による花崗岩質メルとの発生についての解析を現在行っている。研究成果を学術雑誌に投稿準備中である。 (3)これら岩石学的解析に加え、岩石の変成年代を正確に決定するため、ジルコンの分離を行ない、SHRIMP質量分析装置によりジルコンのU-Th-Pb同位体組成分析を行なった。変成岩の同位体年代測定から変成年代、変成岩源岩の形成年代を推定し、ゴンドワナ超大陸の形成と分裂過程の変遷についてモデルの構築した。これら成果を日本地質学会第114学術大会および国立極地研究所南極地学シンポジウムにおいて発表した。研究成果を学術雑誌に投稿した。
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Research Products
(6 results)