2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07F07081
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
濱 裕光 Osaka City University, 大学院・工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
THI Thi Zin 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 交通標識 / 悪い撮影条件 / 隠蔽 / 反射 / ロバストな認識 / 運転支援 / 交通事故ゼロ / ドライバー支援 |
Research Abstract |
交通標識の認識に関しては非常に悪い撮影条件下(気象、照明、隠蔽、反射)でも高い認識率を達成したが、さらに提案手法を発展させて、コマーシャル看板やロゴなどの認識、ネット検索、ビデオ検索などに応用範囲を広げていき、その有効性を確認した。文字でなく画像あるいはその特徴が検索キーワードとして利用できるようになれば、柔軟で人に優しいナビゲーションシステムやDBシステムの構築にも貢献できる。種々の劣化画像への対応力を高めると共にアルゴリズムの改良により高速化を図った。また、部分テンプレートの自動作製を効率よく行うために、対象物の標準画像から一様な色領域の抽出を行い、新しく提案した色空間上での性質を利用して特徴点を抽出する方式の開発を目指している。現時点で残された大きな問題の一つとして車のヘッドライトや街灯などの高輝度光源の影響除去がある。そのための予備実験を行った。基本的な考え方は、レンズの前の遮光板を通して撮影された複数枚の画像から選択的に高輝度光源を遮光しようとするものである。このようにしてフレアーやゴースト等のない鮮明な画像が得られれば、色と形状を相補的に用いた既開発手法が適用でき、可視光ナイトビジョンの実現が可能となる。高感度カメラが次々に開発され、発売されている現状では、露出不足は問題にならないと考えている。将来の画像融合を考慮に入れて、従来手法とは全く異なる方法で遠赤外線カメラを用いた人物検出、距離計測手法の開発にも取り組み、低解像度(160*120)カメラ1台の画像からでもロバストに人物検出、距離計算が行えることを実証的に確認した。
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Research Products
(4 results)