2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07F07098
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
岸本 喜久雄 Tokyo Institute of Technology, 大学院・理工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
QIAN Zhenghua 京都大学, 大学院・理工学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 波動伝播 / 不均質材料 / 衝撃特性 / モデル化 / セル構造 / 分散特性 / 軽量構造 / 機能材料 |
Research Abstract |
近年,発泡アルミニウムをはじめとして多孔質材料に対する関心が高まっており,単体およびその複合材料としての利用が増加している.このような材料の特長は,無数の気孔を有する材料で,超軽量で,優れたエネルギ吸収特性や遮熱特性,吸音特性などの性質を有することである.その機械的特性に関しては,衝撃エネルギ吸収特性や疲労特性などの研究が国内外で活発に行われている.しかしながら,その力学的な取り扱いは,均質材料として平均化した連続体としてものが多く,気孔の形状・分布などの微細構造を考慮した力学解析は,その解析的取り扱いの困難さもあって未解明の点が多く残されている.そこで,本研究では,多孔質材料の適切な力学モデルついて検討し,その波動伝播特性を明らかにするとともに,衝撃特性や吸音特性に優れたマイクロ構造についての知見を得ることを目的とした.特に,本年度は,残留応力が波動伝播に及ぼす影響を明らかにすることに焦点を絞り,セル構造を均質化した連続体モデルによる動弾性解析を行う方法について検討し,セル構造体の動的特性,波動伝播特性を求めるための適切なモデル化について考察した.
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Research Products
(1 results)