2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07F07101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
丸山 茂夫 The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
EINARSSON Erik G 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | カーボンナノチューブ / SWNT / 熱物性 / ラマン分光 |
Research Abstract |
当研究室においてこれまで行われた計測において、合成した垂直配向単層カーボンナノチューブ(VASWNT)膜中の単層カーボンナノチューブ(SWNT)の束は、比較的少数のSWNTにより構成されていること可能性が示されている.これは、VASWNT膜を構成する個々のSWNTが電気的及び熱的に比較的独立している可能性を示唆している.従って、個々のSWNTの優れた物性を保った異方性の強いバルク材料として、VASWNTの様々な応用が考えられる. これらのVASWNTの内部構造の詳細を明らかにするため、マイクロ・グリッド上に転写したVASWNT膜を、透過型電子顕微鏡を用いて観察した.この観察により、VASWNT膜内の束は凡そ6本のSWNTにより構成されていることが分かった.熱重量分析(Thermogravitaional analysis,TGA),又は我々が開発したThermo-optical analysis(TOA)の測定を行い、VASWNT膜の燃焼温度が膜の密度とともに増加することを明らかにした. また、独国ドレスデン工科大学のグループとの共同研究として、X線吸収測定を行い、VASWNT膜内のSWNTの配向度を見積もった垂直配向SWNTは基板に対して90±25度の方向になり、以前の偏光光吸収測定と一致した. さらに、偏光ラマン分光測定によって、VASWNT膜の電子・光学的物性を検証した.入射光の偏光依存性を調べた結果、SWNTの1次的な構造に由来する、偏光方向に依存した特異な励起特性が観察された.
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Anisotropy in the X-ray absorption of vertically aligned single wall carbon nanotubes2007
Author(s)
C.Kramberger, H.Shiozawa, H.Rauf, A.Gnineis, M.H, Rummeli, T.Pichler, B.Buchner, D.Batchelor, E.Einarsson, S.Maruyama
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Journal Title
Physica Status Solidi b 244
Pages: 3978-3981
Peer Reviewed
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