2007 Fiscal Year Annual Research Report
無機系建築材料の資源循環シミュレーション手法の開発
Project/Area Number |
07F07120
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
野口 貴文 The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安 宰徹 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 無機材料 / 資源循環 / リサイクル / コンクリート |
Research Abstract |
1.研究の内容 本研究は建築材料の資源循環及びマテリアルフローの最適化システム導出のため、それぞれの廃棄物再生プロセスの最適化技術の開発とともに、資源循環システムの様々なシナリオに対する環境負荷の解析及び評価することを目的とする。そして、無機系建築材料の施工時(組立)において維持管理及び解体(全体また建築部品の一部)、分解(廃棄物の単一成分化)が可能である分解性設計を導入した資源循環システムの開発のため、以下のような研究を1次年度に行った。a.無機系建築材料の鉱物学的な特徴による再生プロセスのメカニズムとシナリオの分析b.無機系建築材料を用いた建築物の接合ジョイントの組立性及び分解性の調査 2.研究の意義と重要性 今までのリサイクル関連の多い研究は、再生段階のみでプロセス側の必要なエネルギー量を分析したことは一部あるが、ライフサイクルの前段階において「再生エネルギー」と一緒に「生産エネルギー」、「解体エネルギー」、また「素材別分解エネルギー」を総合的で接近した研究はあまりなかった。それで、今行っている「再生プロセスのメカニズム及びシナリオ分析」、そして「建築物の複合システムの組立性・解体性分析」の結果を通じて、無機系建築材料の資源循環の最適化と共に関連産業において様々な関連技術の親環境性評価及び未来環境への影響評価が可能になれると思う。
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Research Products
(2 results)